2大ゴッホ美術館の最初はKröller Müller Museum。
アムステルダムから60kmほど東にある
オッテルローという町の国立公園の中にあります。
僕が美術館に着いたのは開館時間10時を少し過ぎた頃だったが
既に中には日本人ツアーが2組ほど。
日本人はゴッホ好きなんだなあ。
この美術館はゴッホがメインなのだが
他の作品もたくさんあります。
ゴッホのコーナーは2部屋に分かれており
一つ目の部屋がパリまでの時代に描かれた絵で、
そして二つ目はアルルからの時代の絵。
一つ目の部屋は、総じて絵が暗い。
これはゴッホがミレー同様に、農民の苦しい絵を
主に題材にしていたからなのだが、
本当にこの人が、この数年後にあの明るい絵を描くのだろうか
と思うくらいである。
この時代で有名なのは
「馬鈴薯を食べる人」という作品なのだが
少し漫画タッチで絵全体は暗い。
パリに移ると少し絵は明るくなり、
例えば「種のできた4つのひまわり」などは
少し暗さは残っているものの、光をうまく捉えている。
二つ目の部屋には
アルルおよびサンレミで描かれた絵画が中心で、
ここにある絵は基本的に明るい。
特に僕が好きなのは、この「夜のカフェテラス」。
黒を使わないで夜を描いたこの絵の中で
黄色と青色が激しくぶつかり、
でもその二色は調和がとれていて
ぐぐっと惹きつけられる。
その他に有名な絵としては
「ラングロワの跳ね橋」や「糸杉のある道」、
「アルルの女」などなど、
どこを見てもゴッホの素晴らしい絵が飾られています。
アルル以降のゴッホは、
後半は筆のタッチが大胆になり
色使いも濃く、暗さが出てくるので
個人的にはこのアルルとサンレミ時代の絵が好きだな。
アムステルダムから少し離れているせいか
あまり混んでおらず、名画を独り占め。
3時間ほどゆっくり満喫したあとで
いざアムステルダムへ。
ちなみにオッテルローは
田舎町なんだけど、とても洗練された街。
豊かな自然のなかに、控えめなモダニズムがうまく融合してる感じ。
雰囲気の良さげなレストランがたくさんあり
この街をゆっくりみてもよかったかな。
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