2010年8月29日日曜日

トルコのバスについて

トルコは広い。
国土の面積は日本の倍ほどあるわけで
見所も点在しているので
どうしても長距離の移動が必要となる。

飛行機や鉄道など手段はいろいろあるのだが
日程や時間を考慮して今回は結構バスで移動した。
○ イスタンブール→カッパドキア(10時間ほど)
○ カッパドキア→パムッカレ(これも10時間ほど)
○ パムッカレ→クシャダス(4時間ほど)

値段も3000円ほどと安いし
乗りこごちもよいと聞いていた。
あと、ちょっとバス旅行に憧れている自分もいた。
これは「深夜特急」によると思うが。
いずれにしても、こういう旅は若いうちの方が
ふさわしいだろうと、もう決して若くはないのに思い
今回の旅に至ったわけである。

確かにトルコの長距離バスの環境はすごいと思う。
比較的大きい街には必ずある、
オトガルというバスステーションに行くと
いろいろなバス会社が、様々なルートの
切符を販売している。

A社ではそのルートを扱ってなくても
扱ってる他社を簡単に教えてくれるし
切符も窓口で簡単に買える。

バスに乗ると、車掌のような人が
キャビンアテンドさながら
水やお菓子、コーヒーなどを振る舞う。
座席の前には液晶画面があるバスもあった。
ヘッドホンもついてるので
テレビも見れるし、USBの差し込み口が
ついてるので、自分で用意した映画や音楽も
聞けるようだ。
2-3時間おきにサービスエリアに寄るし
その時にはバスの洗車もするので
バスは想像していた以上にきれい。

こういう状況なので確かにバス移動は
悪くないと思う。
ただし、それはやっぱり4時間位が限界かなと。

今回夜行バスを2回乗ったが
さすがにこれはきつかった。

最初、トルコのバスは快適と聞いていたので
東京-大阪の深夜バスのように
3列シートか、なんて期待もしていたのですが
実際には学生時代に経験があるだろう
スキーに行く深夜バスと一緒。
さすがに隣に人がいるとしんどい。
窮屈でなかなか眠れない。

おまけに深夜にめちゃくちゃ冷えるのです。
外も寒いからというのはあるのですが
空調も強め。
暖かい服はあまりなかったので
それを総動員しても寒い。

パムッカレに移動するときには
寒さからかお腹は痛いし、頭痛はあるし
ちょっと車酔いで気持ち悪く
「停めてくれないか」とお願いしようかと
本気で思った。

結果的にはそのような状況が15分ほど
続いた時点で運よくサービスエリアに
入り、事なきを得たわけですが、
「深夜特急」でもこのようなシーンがあり、
「あー、今俺まさに同じ状況。。」
などと変にうれしかったりもするも
あちらは確かこの状況が数時間ほど
続いていたはずで、
自分ももしかすると、そうなったかと思うと
やっぱりバス移動はしんどいなあ、
と思うわけです。

クシャダスに行く4時間は
16時発なので、そのような心配はなかったものの
まだ日が高く、暑いトルコ。
車内もものすごく暑い。
おまけに最初、一人で2席を必要とする
大きな子供が、ファンタの1.5Lペットボトルを
片手にとなりに座っていたもんだから
ますます暑い。。

途中で空いてる席に彼が移動して、
クシャダスにつく頃には
だいぶ車内も涼しくはなったのですが
これはこれで疲れました。

バスで移動した日の夜は
本当よく眠れます。

いい経験ですが、次回はバス移動はしないだろうなあ。
僕は沢木耕太郎のようにはなれないようです。
彼を尊敬します。

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